Googleにとっての端境期が来たのかもしれない


Googleの発言,「いまだにiPhoneは制約だらけ」
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080317/296392/

Google,「MSのYahoo!買収はインターネットのためにならない」と懸念
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080318/296511/

Google、景気抵抗力に自信
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/19/news044.html



最近、こういう記事が、増えてきたような気がします。
こういう、「Googleの発言」に関する記事。
とくに、競合への対抗意識を燃やした発言を、よく目にします。


こういう記事を目にするたびに、ふと
 「Googleも普通の大企業になってきたなぁ。」
 「Googleも危機感感じてるのかなぁ。」
とか思ってしまいます。


周知の通り、実際にGoogleは社員1万人超の大企業な訳ですが、
ちょっと前までは、何と言うか、もっと孤高の技術集団のイメージでした。
周りが何を言おうと、何をしようとお構いなし。
圧倒的な技術力でもって世の中に攻め込み、掻き乱し、
時代を切り開いていくイメージ。
(あくまで一人の野次馬のイメージです)


ですが、こうも影響力が大きくなり、巨額のお金を動かすようになると
世の中もそうそうそう放っといてくれないんでしょう。
実際私も、毎日大量のお金をGoogleAdwordsとAdsenceに注ぎ込むようになりました。
(もちろん仕事で、ですが)


もしかしたら、Google自体は何も変わっていないのかもしれない。
取材している記者たちが増え、
その声を拾うネットワークが確立され、
媒体がより多く取り上げるようになっただけかもしれません。


ですが、原因はともかく、こういう記事が目に触れる機会が増えて
上記のような感想を抱く人が増えているのは、(きっと)事実です。



というところで、ふと、
Googleは今、「急成長ベンチャー企業」から「既得権益のマス企業」への
ターニングポイントを迎えているのかもなぁ、と感じました。



栄枯盛衰、時代は流れるものです。
かつてのサクセスベンチャーMicrosoftも、ヤフージャパンも、今となれば大企業。
気がつけば追われる身になり、最近は防戦一方です。
今はそのMicrosoftを追い立てているGoogleも、これから次第に
周りからは圧力をかけられ、新しい企業には後ろを突つかれ、
「守る」側にならざるを得ないんでしょうか。


ちょうど今、Googleにとっては
その端境期にいるのかもしれません。



でも、企業が成長するという事は、守るべきものが多くなる、という事でもあります。
守るべきものを守りながら、機動力を確保し、いかに攻められるか。
とてつもなく難しい舵取りだと思いますが、それを成功させないと
きっとこれ以上、Googleは進化できません。



…なんか、イマイチまとまりがない文章になってしまいました。
抽象的だし。。。