ゴスペラーズ『思い込み』より


彩色されていくことだけで
それを成長と呼ぶのなら
僕は彩どりを こばむことにしよう


ゴスペラーズ最新Album「The Gospellers Works」の中の
『思い込み』という曲の一部です。


普段は音楽といえば、原付に乗りながら流し聞きをする程度なんですが、
この歌詞だけは妙に残りました。
今回はそれを、ちょっと掘り下げてみようかと思います。



誰でも多かれ少なかれ、周りに影響されるものだと思います。
「みんながコレがいいって言うから」
「みんなが正しいって言うから」
特に自分に自信がないときは、「だったら…」って思ってしまいがちです。
そうすると”謙虚でよろしい”なんて
評価されたりするんですよね。


でもそれを繰り返していると、
だんだん自分のことが分からなくなって来ます。
自分の考えとか、何がしたかったんだっけ?自分って何?とか。



話が跳びますが、先日NHKの「プロフェッショナル」のスペシャルでイチロー
「僕は命令には結構逆らう。自分のやりたいように、やりたい。
 それは当然誰よりも結果を求められる厳しい道だけど、
 でもそれをしないと、自分の可能性を潰してしまう気がするんです。」
なんて事を言っていました。ちょっと響きました。
イチローのナルシストぶりは多少鼻につきましたが。。。



何も知らない若造が成長するには、他人の意見を受け入れ、謙虚になるのは大事です。
…というか、大事な時期もあると思います。
”経営の神様”松下幸之助さんも、いわく「謙虚になれ」と言っています。
でも、いつでもそれじゃあいけなくて、
『僕は彩どりを こばむことにしよう』というぐらいの気概で
自分に自信を持って貫くことも
それと同じぐらい大事なんだと思います。



そのバランスが、難しいですね。



とまぁ、ゴスペラーズの世界観とは全く関係なく、
こんなことをつらつらと考えてしまったのでした。
結論もないし。



『思い込み』の歌詞全文
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND51782/index.html